あまりにも汚染されすぎて、人間が地球を見捨てて旅立っていった近未来、たった一
人で700年間地球のゴミの片付けをしているロボット「ウォーリー」。残された人
間のおもちゃや古い時代のビデオを見て、いつか、友だちと手をつなぐことが彼の夢
…
この映画を、土曜日に子どもと見に行ってきた。
セリフが少なく、ウォーリーの仕種や表情(目の角度だけだけど)だけで彼の心情や
ストーリーそのものまで表現しているので、幼稚園の子どもには難しいかな、と思っ
て彼を見ると…
号泣してた。
誰が見ても、劇的な悲しいシーン、という場所でなく、ウォーリーがやっと友だちと
出会えて、ちょっとはしゃいで嬉しがる、物語冒頭のシーン。
「よ…よかったねウォーリー…えぐえぐ」
感動屋さんなのである。
前世ではよほど悲しい別れを経験してきたのかもしれない。
フルCGで作られたこの手のアニメーションでは、最新作というだけあって映像は格
段に進化しているように思えた。無機質な感じはまったくしない。話の内容も多くを
語りすぎず、バランスが良い。一応、環境問題をテーマにしているように思われるも
のの、一編通して映画が訴えているものは、誰しもの心にある小さな寂しさといった
もののなのではないか…と思えた。
すっかりウォーリーのとりこになった子どものために、ネットで見つけたペーパーク
ラフトを作ろうとしているのだが、部品が細かすぎてなかなか出来上がらない。
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