「あまりにも若すぎる死」をくしゃくしゃにした新聞紙の中に閉じこめ
父の霊だと思いたし透明な空と我との間の何か
既に死ぬこと決められて夜ごとの寝物語の中の狼
コンビニの書棚で予言されている次期総裁と夏のトレンド
文明の罪を批判しAQUOSの中で崩落してる氷山
いがみ合う国より買いし小麦粉も天ぷら油も天ぷら鍋も
マタニティシャツ木漏れ日にまぶた閉じ思考停止も幸せである
そのうちに良くなる未来を信じつつ職業安定所に桜咲く
愛ねだる雛のくちばしスズメらの愛は羽虫の死骸の形
ふと我の心貧しきことを知る我が子ではない子ども死ぬとき
二児の父。その他いろいろ。
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