君が今大事に思う人の名を@の横に見つける
郎の字に家来の意ありと知りてより我が名を嫌に思いてしこと
ごはん粒ひとつも生み出すことのない我らの仕事を我らは誇る
制帽に同じ正義を見せられし警察官の腰の拳銃
おそろいの長袖パジャマを「姉弟のようね」と笑った一度目の秋
我なりの悩みは我のみ知れば良く神より深く君を愛する
乾燥死するミミズより幸福であるゆえ強き太陽を見る
言葉狩りされて按摩の笛絶ゆる街の夜風に眠れ少年
亡国の予言と誰かの離婚告ぐゴシック文字の並ぶキヨスク
もうあまり愛していない手に抱かれながら少女が考える明日
二児の父。その他いろいろ。
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