そうありたい自分になれず窓の外秋の嵐に濡れる町見る
Lサイズのポップコーンを食べ残す泣ける映画の別れが苦し
我らみな名も無き大人を演じおり ある一冊の児童文学
向日葵の残骸ほろぶ青空の青さ極まることを合図に
レジ横の難民救済募金箱に善意は一円硬貨の形
月曜の最終電車でまどろめる学生少年ジャンプを抱けり
被害者も被告も量刑不服とし裁判続く。あやまちのあと。
ふるさとの町破綻して一軒の銀行黒字決算をする
政治家の言葉すべてに眉寄せて我ら弱者として戦えり
孤独さも時に我らを肯定す黄緑色の芝生歩けば
二児の父。その他いろいろ。
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