子どもの頃、冬休みとか夏休みにあんまり勉強をした憶えはない。というか、子どものころ、宿題以外で家で勉強した記憶がほとんどない。親が買ってくれたドリルはいつも白紙のままであったし、一度だけ行った高校受験のための冬期講習では窓から空ばかり見ていた。
そういう自分のことは棚にあげて、今はわりと教育パパに成り下がっている。
いい学校に行かなければいい人生を歩めない…とは思わないけれども、志をもって何かをしようと思ったときに、教養は必要だ。
それに、ゆとり世代とかなんとかいうものの、昔と比べて今の子どもをとりまく環境はハードである。教科書の内容はたしかに薄いが、副教材の量はかなり多いし、塾に行く子が大半であるため総合的に求められる学力のレベルは昔よりかなり高い。
学校を出てから彼らの働く社会も、年々世知辛さを増している。
だから勉強させよう……というのは親心のあさはかさなのだろうが、しかし、勉強なんか大した役に立たない、といって独自の生きる道を見つけるのは、自分自身の人生ならできても、子どもに対して奨励することは親としてどうか。
親に反抗し、結果子どもが自分独自の道を見つけるのだとしても、親はあくまでオーソドックスに徹するべきなのではないかとも思う。親は子どもの能力に応じて、乗り越えていける壁であればよいのだ。
というわけで、いつものことであるが冬休み用の学習教材を作る。
買うと、この手のものはべらぼうに高い。それでもクオリティが高ければ値段の問題ではないので買うが、値段に見合う内容のものはなかなか無い。それに、小学生のうちはある程度の量をこなさせたい。
いろいろ意見はあるだろうが、小中学生レベルでの勉強にはやはり反復練習が必要だろうと思う。勘のよい子はどんどん応用問題をやればいいが、凡人はなにごとも基本の反復とカリキュラムに沿った練習が必要だ。
今日作ったのは小学校2年生の漢字の復習ドリル。薄いお手本の字をなぞれるタイプ。DTPは本職だし、書体も通常の教科書で使われるものと同じなので、市販できるレベルのものだ(自画自賛)。
せっかくなのでアップした。
http://www.z-iii.com/data/2nenkanji1_2gakki.zip
2年生のお子さまがいらっしゃる方はどうぞ。2年生の2学期までに習った133文字を11ページにまとめた。冬休みに1日1枚。小学校低学年の勉強にはちょうどいいボリュームだと思われる。
算数のプリントは良いサイトがある。
http://dailywork.net/modules/math/keisan.html
このサイトは、計算問題以外のものも多数用意されてて重宝している。日替わりで問題が変わるので良い。(ランダムで変わるので、簡単すぎるものも出来てしまうが)
http://www.shoshinsha.com/study/
このサイトは、細かい条件を指定して計算問題を作ることができる。
中学生レベルになると、なかなかサイトの教材だけで勉強を進めることはむつかしいが、小学生の間はこういうものや、自前で作ったものを組み合わせて毎日の教材を用意している。
ま、いずれにしても本人のやる気次第、そのやる気を出させることが一番苦心することろなのではあるけれど。
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