多摩川のひろき川面を赤らめている秋つねにふるき秋なり
寝に帰る人々の町わが多摩のすみかに黒き夜ばかり見る
そのひとつひとつの欺瞞は寒風に散り裸木となるプラタナス
角川全国短歌大賞(二首投稿)の一首は住んでいる地域について詠むということで、いろいろ考えてます。最初、この賞には投稿しないつもりでしたが、今月28日の締め切りまでに良いものができたら投稿しようと思います。
なかなか、「地域について詠もう」と思うと難しいです。
※上記三首は今回の投稿とは関係ない歌です。
今僕が住んでいる地域は、東京多摩南部。古い言い方かもしれませんが、都心のベッドタウンとして開発された比較的新しい町です。勤務先は東京品川で、約1時間30分かかります。朝7時に始業なので、冬は夜明け前に出て、帰ってくるころも夜。二首目はそのようなことを考えた歌です。
我が家の周辺にはプラタナスの並木道があり、最寄り駅の駅名も、プラタナスの和名にちなんだものになっています。プラタナスは夏の間は広く大きな葉をたくさんつけますが、冬になる前に葉を落とし、細く、言わば貧相な幹と枝をあらわにします。
学問、とくに哲学を象徴するというこの木。季節によって様相を一変させるこの木がなぜその象徴となるのか。毎年冬になると、この木を見て考えます。
三首目はそのような歌です。
つばめさん…素敵な歌ですね。角川…応募されることにしたのですか。うっ…刺激されてしまいますね。
素敵な歌を楽しみにしています。
投稿情報: まこちゃん | 2008年11 月 6日 (木) 10:31
>まこちゃん
コメントありがとうございます。
まだ応募するとは決めてないですよ。一つインパクトのある歌ができれば、応募しますが…
投稿料2000円ですからね。むざむざ自信のないものは投稿できません…(涙)
投稿情報: つばめ | 2008年11 月 6日 (木) 11:59
インパクトのある作品ですか…。
そうですね。私もインパクトのある歌を詠みたいと思っていますが、なかなかですね。頑張りましょう。
投稿情報: まこちゃん | 2008年11 月 7日 (金) 15:14