題詠blog2008 無事に完走しました。100首詠む中で、自分を見つめ、新たな発見を重ねられてきたと思います。来年も参加したいと思います。
いつかその瞼に最後のおやすみを言うかもしれぬ今日の幸福
我に向け何かを期待する人の期待裏切る勇気欲せり
地球より重き命を軽々とはねて我らを運ぶ地下鉄
いま我は確かに命の値踏するアフリカの児の瞳の愁訴
我の目も翅を休める複眼もステレオタイプの秋を見つめる
足音に向けてしっぽを振ることの他は自由を持たぬ老犬
泣いている子どもと母を見ないふりしてる電車に揺れる沈黙
あきらめぬこととは何か我が胸に今も周回遅れの走者
「何も良いことはなかった」と生い立ちと我への愛を語る恋人
二児の父。その他いろいろ。
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